2022年10月31日(月)
第72期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦で、
永瀬拓矢王座(先手)VS羽生善治九段(後手)戦行われました。
結果は羽生九段が94手で永瀬王座に勝ち、
これで無敗の5連勝と、久々のタイトル戦に大きく前進しました。

上の画は先手の長瀬王座が▲3三歩と打った局面です。
これは当然詰めろになってて、
仮に▽2九銀不成などの手抜きが入ると、
▲3二歩成
▽同玉
▲4一飛成
▽同玉
▲4二金
など(他変化有)の詰みがあります。

かと言って先手玉に即詰みはない状況でしたが、
ココで羽生九段が▽3七金とし、
▲5八玉から
▽3三金と払いました。

結局、この先手永瀬王座の▲3三歩が敗着になり、
後手羽生九段の▽3三金が決め手になった訳なんですが、
以下、
▲3一銀
▽一二玉!
▲5一飛成
▽3二歩!
▲6二竜
▽2二歩!

これが案外堅くて一気に後手勝勢になったんですが、
以下は、
▲1三金
▽同桂
▲3三馬
▽5九金!
まで94手目で投了です

要するに▲1三金で後手に渡した瞬間に詰めろになってた訳なんですが、
投了図以下は
▲同飛
▽同角成
▲同玉
▽4七桂
からどこに逃げても飛車打ちで詰んでます。

戻って最初の画ですが、
この時に▲3四馬なら詰めろだったんですが、
私は▽2九銀不成で詰めろ逃れの詰めろかと思ってました。
っが、プロの読みはさすがに違ってましてw、
▲2三歩からの即詰みがあるそうです。
20手超と長いんですが、いゃ~プロの凄さを思い知らされましたネ。
是非、久々のタイトル戦も頑張って欲しいです。

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